半袖の季節が来る前に!やっておきたい二の腕のブツブツケア

夏が近くなると、二の腕を出す機会が増えますね。

しかし、可愛いキャミソールやカットソーなどを着たくても、二の腕のブツブツが気になるから、ついカーディガンを羽織ってしまうと言う人もいます。

早めにケアを始めて、ツルツルお肌を手に入れましょう。

画像出典:Dreamstime.com

ブツブツの正体は皮膚疾患!

二の腕のブツブツは、腕の外側に多く見られます。
ニキビのようにあちこちにできるのではなく、決まった場所に出て来るのはなぜでしょうか。

それは、このブツブツが「皮膚疾患」だからです。

正式な名称は「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」と言って、本来なら垢として剥がれ落ちるはずの古くなった角質(肌の細胞)が、毛包の開口部に詰まって起こる肌の病気なのです。

ニキビとの違いは、かゆみがないこと。
ニキビは時間とともに膿んだり、逆に乾いて芯がぽろりと落ちたりしますが、毛孔性苔癬にはそのような変化はありません。

市販薬で治すのは難しい?

オロナインやニキビ用の薬を塗ったけど全然効かなかった、という人が多いのは、このブツブツが炎症でできる物ではないからです。
現在売られている市販薬では、残念ながら大きな効果を期待できるものはないようです。

尿素が配合されている薬やクリームも、治すことはできません。
もしも乾燥性のザラザラ肌なら、尿素クリームでも充分改善することができますが、毛孔性苔癬は乾燥が直接の原因ではないため、効果がないのです。

本気の毛孔性苔癬改善には、ターンオーバーの促進を!

毛孔性苔癬の原因は角質層の異常なのですが、角質と言うのは、皮膚の一番表にある層。

肌は常に内側で新しい皮膚を生み、古い皮膚を押し出しています。
不要になった皮膚は垢になって落ち、底から上がってきた新しい皮膚と交替する。
これをターンオーバー(肌の再生サイクル)と呼びます。

ターンオーバーに異常が出ると、古い角質層が上手に剥がれず、いつまでも肌の表面にとどまってしまいます。
それが固まったのが毛孔性苔癬ですから、「薬を塗って治す」のではなく「肌の再生機能を正常に戻す」ことで改善が見込めます。

そこで、ターンオーバーを促す方法を実践してみましょう。

◆ピーリング効果のある石けんを使う

古い角質を取り除きたい時に有効な方法にピーリングがあります。
毛孔性苔癬にオススメなのは、石けんを使って洗い流す方法。

ドラッグストアなどで買える、入浴中に手軽に使えるピーリング用の石けんやジェルで二の腕を洗う習慣をつけましょう。

◆レチノイン酸でケアする

肌の再生を促進する効果が高く、美容業界でも人気の高い「レチノイン酸」は、毛孔性苔癬に効果が期待できます。
ピーリング効果と再生効果をダブルでもたらすため、様々な肌トラブルを改善する力があるのです。

ただ、これは認可が下りていない成分なので、皮膚科や美容クリニックを受診して、処方箋をもらう必要があります。
使用法を正しく守り、医師の指導に従って使いましょう。

常に保湿を心がけよう

正しくターンオーバーを促すには、肌内部が充分に潤っていなければなりません。
特にピーリング後の肌は乾きやすく傷つきやすい状態なので、たっぷりと保湿ケアを行いましょう。

効果の高い保湿の方法は、化粧水を数度繰り返してつけること。

その後で馬油やスクワラン、オリーブなどの肌に近い成分で作られているオイルを塗ります。
肌に与えた水分が蒸発するのを防ぎ、長くしっとりと潤いを保つことができます。

毛孔性苔癬は40代以降になれば自然と治りますが、正しいケアを続けていれば、早い段階からきれいな肌が手に入ります。
肌をケアして、夏はノースリーブで楽しんでくださいね。

(enJOY Complex編集部)

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