そのかゆみ、もしかしたら花粉症?花粉症による肌荒れから肌を守ろう!
「春になると肌が荒れる」。「なんだか肌がかゆい」。
そんな症状に悩まされている人はいませんか?
春になると出てくる肌荒れやかゆみ、それはもしかしたら花粉症によるものかもしれませんよ。
今回は、スギ花粉症による肌荒れとかゆみへの対策をご紹介します。
スギ花粉による肌荒れとは?
スギ花粉は、地域差はありますが、概ね3月下旬〜4月下旬にはピークが終わります。
ですが、ピークが終わったからといって、スギ花粉が完全になくなるわけではありません。
微量のスギ花粉は飛び続けていますし、既に飛んできたスギ花粉があちこちに残っています。
このスギ花粉抗原が皮膚に触れることで、肌荒れやかゆみを引き起こすのです。
具体的には、目の周りが乾燥してカサカサしてしまったり、顔や首に湿疹ができたりします。
顔や首は常に露出しているため、スギ花粉の影響を受けやすいのです。
特に、アトピー性皮膚炎の人や敏感肌の人は、花粉症によって肌荒れやかゆみが悪化しやすい傾向にあります。
また、お化粧で普段から肌に負担をかけている女性の方が、男性に比べて発症しやすいとも言われています。
花粉症による肌荒れから肌を守る!
花粉が原因の肌荒れを防ぐためには、帰宅時に、よく泡立てた洗顔料で優しく包むように顔を洗い、しっかり保湿をしてください。
化粧水がしみる場合は、無理に化粧水を使うとかゆみが増してしまうことがあるので、乳液を中心にケアしてみてください。
赤みや乾燥などがはっきり出てしまっている部分には、外出前にワセリンを塗って、重点的に花粉から保護するようにしましょう。
また、常にタオルを携帯し、外出先でかゆみを感じたら、濡らしたタオルで炎症を冷やすようにするのも効果的です。
炎症をひどくしてしまったり、掻いたところに傷ができて、雑菌が入ったりする原因になるので、肌荒れやかゆみの症状が出たら、絶対に掻いたりこすったりしてはいけません。
花粉を避ける生活を心がける
花粉症による肌荒れやかゆみの場合は、花粉が肌につきにくいようにすることも重要です。
外出時は、マフラーやマスクで皮膚を直接保護するなど、皮膚の露出部を少なくします。
さらっとした化学繊維のアウターなど、花粉がつきにくい素材の衣服を着用するようにするといっそう効果があります。
そして、屋内に入る時には、外で花粉を払い落とすクセをつけましょう。
洗濯物を取り込む時にも、必ず花粉を払い落としてから取り込みます。
特に、肌に直接触れる下着などは念入りに花粉を払いましょう。
花粉シーズンだけは、下着だけでも室内干しにしてみるといいですね。
ここまで頑張っても、肌荒れがひどくなる一方……という場合は、皮膚科を受診し、適切な治療を受けましょう。
花粉症による肌荒れやかゆみは、咳や鼻水などの花粉症の症状が無くても出ることがあります。
単なる肌荒れだと思ってケアしていたら、実は花粉症の症状だった! ということも少なくありません。
もし、春にしつこい肌荒れやかゆみに悩まされている方がいたら、一度花粉症の検査をしてみることをおすすめします。
(enJOY Complex編集部)