薄毛とは違う! 髪のボリュームダウンを生活習慣で改善する方法
頭髪が薄くなったわけじゃないんだけど、全体的にボリュームがダウンして来たようで心配、という方。
薄毛かと聞かれれば「まだそうじゃない」と思いながら、不安が拭えないこともあるでしょう。
髪のボリュームダウンは、薄毛と同じように解説されていることもありますが、厳密には違う原因だと言われています。もちろん、対処法も違います。そうと知らないまま薄毛の改善策を試した多くの人が効果を得られず、さらに落ち込んでしまうという悪循環に陥ってしまうことも。
でも、そもそも髪が少なくなったわけではないのですから、ボリュームアップするための対処法を試してみましょう。
画像出典:http://www.pakutaso.com/20120709212post-1772.html
ボリュームダウンはなぜ起こる?
薄毛とボリュームダウンの原因の違いは、主に「ホルモンの減少による抜け毛・薄毛」か、そうでないかです。
薄毛の原因の多くはホルモンの活発化や分泌量の減少のため、病院にかかってホルモン治療をすれば改善することが可能です。
これに対して、ボリュームダウンの原因は、直接には髪が痩せてしまうこと。ハリやコシ、太さが失われてしまい、毛量があってもふくらみを作れないせいで「薄くなった」と感じることにあります。
これは病院での治療ではなく、日常のセルフケアで改善できるものがほとんどです。
髪の痩せの原因は様々ですが、加齢以外では以下のような生活習慣が影響していると言われています。
◆ストレスが溜まっている
◆喫煙をしている
◆冷え性である
◆偏食のクセがある・野菜が嫌い
◆充分な睡眠が取れていない
これらが招くものは「栄養不足」と「血行不良」。
頭皮にも栄養が必要です。悪い習慣が重なると、肌が痩せるように髪もまた痩せてしまうのです。
改善方法は習慣の見直しから
髪を生むのは「毛母細胞」という部分です。
この細胞が健康でなければ、元気な髪を生み出せません。細胞に栄養を届けるためには、常にバランスを考えて食事をしましょう。
◆食事の改善
髪の主成分であるタンパク質が補給できる食品を積極的に食べること。
鶏のササミや胸肉、大豆やチーズ、卵、魚貝類などがオススメです。
タンパク質の吸収を助けるビタミンAやB6、Eを含む海草類や、緑黄色野菜、ゴマやナッツ、ウナギなどを合わせて食べると効果アップも期待できますよ。
◆睡眠の改善
良質な睡眠を取るには、夜10時~深夜2時の、成長ホルモンが分泌されるゴールデンタイムを逃さないことをお勧めします。そんなに早くベッドに入るのが難しいという場合は、せめて就寝と起床の時間を整えて、必ず一定のまとまった睡眠を取りましょう。
◆適度な運動や入浴で血行促進を
髪のトラブルを抱える人の多くが、血行不良を抱えています。
日頃から適度な運動を行うか、湯船にお湯を張ってしっかり入浴することで、血行の促進を促しましょう。
◆ストレスのケア
日々のストレスをそのままにしておくと、栄養や睡眠の吸収率が下がることが分かっています。
時々は自然に触れてみたり、カラオケなどで大きな声を出してみたり、趣味を見つけて没頭したり、自分に合うストレスの発散方法を見つけて、心からスッキリする時間を持ちましょう。
美容成分を含んだシャンプーやトリートメントの使用も効果的ですが、外からのケアは、土台をしっかり整えてこそ効果が高まるもの。
毎日の習慣を整えて髪のボリュームを取り戻せば、薄毛の不安もずっと軽くなりますよ。
(enJOY Complex編集部)