ヨガで10歳若返り?驚きのアンチエイジング効果とは

年齢はほとんど変わらないのになぜか若々しく見える人っていませんか?もしかしたらその人はヨガをしているのかもしれません。ヨガというとダイエット効果をイメージする方も多いかもしれませんが、実はヨガには人に若々しさを与える、アンチエイジング効果もあるんです。

アンチエイジングとは?

アンチエイジングのアンチは「抗体」や「反抗」、エイジングは「時間の経過」や「加齢」を意味しており、アンチエイジングは日本で「抗加齢」と言われています。アンチエイジングと聞くと美容に関するものと思われがちですが、実はそれだけではありません。アンチエイジング医学など医療の分野で用いられる事も多く、ここでは加齢に伴う疾患の発症率を下げることで元気に長寿を享受する事を目的とされています。つまり、元気になることで姿勢が良くなったり、精神がハツラツとして、若々しく見えるようになる事もまたアンチエイジングという事になります。

ヨガによるアンチエイジング効果

ここでヨガのアンチエイジング効果をご紹介します。

・遅筋強化によるアンチエイジング効果
ゆったりとした穏やかな動きで筋肉とは無縁そうなヨガですが、実はこの動き、筋力がないとうまくいかないんです。動かしたり静止したりという動きをするには、遅筋という筋肉が必要になります。この遅筋はメリハリのあるボディラインを実現するのに欠かせない筋肉です。ヨガをする事によってこの遅筋がフル活動するので、引き締まったメリハリボディが実現し、アンチエイジング効果を得る事ができるのです。また、遅筋を使うとエネルギーが沢山消費されるので、ダイエット効果も得ることができます。

・姿勢、骨盤矯正によるアンチエイジング効果
ヨガは正しい姿勢を保つ事が基本となっています。その為ヨガを続けると、正しく美しい姿勢が習慣化され、若々しい印象になります。また、ヨガで身に付いた正しい姿勢によって筋肉がつくと、骨盤の歪みが解消されるので、ぽっこりお腹改善効果にも繋がります。アンチエイジングにとって骨盤の歪みは天敵。骨盤は健康と美に密接に関係している部分なので、アンチエイジングは欠かせません。

・ストレス緩和によるアンチエイジング効果
深くゆっくりとした呼吸をすると、体の隅々まで酸素が行き届くので、心身ともにリフレッシュする事ができます。また、ヨガのポーズによってじわじわと筋肉が伸ばされる感覚は心地よく、副交感神経が優位となります。そのため、心が落ち着いたりなど様々なストレス緩和効果を得ることができます。心を豊かにする事は、アンチエイジングに欠かせない要素です。

・不調、体質改善によるアンチエイジング効果
ヨガには、肩こり、腰痛などの不調を改善する効果があります。アンチエイジング効果で不調が改善される事で、姿勢や動きが若々しくなります。

・肌トラブル改善によるアンチエイジング効果
ヨガの呼吸法や動きには、体内の循環を良好にする効果があります。ヨガで体内循環が良くなると、体温をキープできるようになり、肌の血色が良くなります。また、むくみや乾燥などのトラブル改善といったアンチエイジング効果もあります。ヨガはスキンケアだけではどうにもできない内側のケアにも特化しています。

・柔軟性UPによるアンチエイジング効果
ヨガには筋肉の伸縮を繰り返す動作が組み込まれています。このヨガの動作によって関節が大きく動き、リンパの流れが良くなる事で老廃物がどんどん排出されます。また、ヨガの伸縮動作によって体の循環が高まるので、関節の動きが柔軟になります。一見アンチエイジングと無縁そうな柔軟性ですが、滑らかな動きは周囲に若々しい印象を与えてくれます。

・ホルモンバランスを整える事によるアンチエイジング効果
ヨガによって身体がリラックスすると副交感神経が優位になり、ホルモンバランスが整えられます。ヨガでホルモンバランスが整うと、頭痛、不眠、倦怠感、子宮の不調などが改善され、アンチエイジング効果を実感する事ができます。ホルモンバランスは意図的におこなおうとしてできるものではないので、ヨガを取り入れる事はとても有効的です。

・デトックス作用によるアンチエイジング効果
ヨガは新陳代謝を高め、たっぷり汗をかくことができます。デトックス効果によって老廃物が排出されるので、むくみがとれ、スッキリ引き締まったボディになります。また、蓄積されがちな疲労を回復する事も可能です。

このように、ヨガをすると体と心の両面が鍛えられ、それが結果としてアンチエイジング効果を生み出します。化粧品を使う外面からのアンチエイジングも大切ですが、ヨガを通して内面からアンチエイジングする事もまた、若々しさを保つには欠かせないものです。ヨガのアンチエイジング効果は内面に働きかけ、エネルギー溢れる身体を作ってくれます。

ヨガを始める前の注意点

ヨガにはいくつかの注意点があります。ヨガのやり方を覚える前に、まずは注意点を頭に入れておきましょう。

・ヨガ開始の3時間前までに食事を済ませておく
ヨガのポーズによって内臓が刺激される場合があるので、直前の食事は避けましょう。最低でもヨガを始める3時間前には食事を済ませ、体の負担にならないように注意が必要です。

・無理をしない
体調がすぐれない場合のヨガは体に負担となります。その場合は無理をせず、中止するようにしましょう。また、慣れないうちに体を無理に曲げるようなポーズをとるのも厳禁です。体を痛める原因となります。

・妊娠中は16週目以降からスタート
ヨガには妊娠中の心にも安定をもたらす効果がありますが、安定期に入る前のヨガは避けるのが鉄則です。ヨガを始める場合は安定期に入る16週目からにしましょう。しかし体の状態は一人ひとり違うので、16週目に入ったからといって必ずヨガを始められるという訳ではありません。ヨガを始めたい場合は必ず医師の確認をとってから開始しましょう。

ヨガのやり方・アンチエイジング効果のあるポーズ

ヨガは教室に通わないとできないのでは?と思う方もいるかと思いますが、ヨガはやり方さえ覚えれば自宅でも手軽に実践する事ができます。簡単なヨガのポーズも沢山あるので、ここでいくつかやり方を紹介したいと思います。ヨガのポーズのやり方を覚えて、眠っている若返りパワーを発揮させてあげましょう。

肩立ちのポーズ

<やり方>
①仰向けになります。
②両足を天井に向けて伸ばします。
③両手で床を押し、両足を顔の方に向けて伸ばします。
④腰を両手で支え、両足をピンと天井の方へ突き上げます。
⑤顎を少し前に出します。
⑥深い呼吸で30秒間このポーズをキープし、キープ後ゆっくりと腰が床に付くように戻ります。

<アンチエイジング効果>
新陳代謝UP/頭痛、いらだち改善/不眠症改善/便秘解消/毒素の排泄/胃潰瘍、大腸炎予防/月経異常、子宮の位置異常改善/ヘルニア改善/

腰掛けのポーズ

<やり方>
①足を肩幅に開いて直立します。
②息を吸いながら両手前に出し、腕が床と平行になるようにします。
③息を吐きながら腰を落とし、低い状態へ下げます。このとき背中をしっかり伸ばします。
④両手を斜め上に伸ばし、30秒キープします。お腹を凹ませて、腰が反ったり猫背にならない様に注意します。
⑤ゆっくりと体を元の状態へ戻します。

<アンチエイジング効果>
美脚、O脚改善/冷え性、低血圧の改善/便秘改善/集中力UP

ねじった椅子のポーズ

<やり方>
①足の指を開き、床を押すようにして直立します。このとき親指の付け根と、小指からカカトにかけての外側ラインに力を入れるように意識します。
②両手を腰に添えます。
③カカトに重心をかけ、膝を軽く曲げます。
④息を吸いながら、右手を天井へ上げます。
⑤息を吐き、背中を伸ばしたまま、右手を左足首に添えるように上体をねじります。右肘は左の膝にかけます。
⑥息を吸いながら左手を天井に上げます。このとき左手の指先に目線が行くようにします。左肩は後ろへ引くようにして胸を開きます。
⑦この姿勢を保ったまま、呼吸を3回繰り返します。
⑧反対側も同様のやり方で行います。

<アンチエイジング効果>
内臓の活性化/お腹、太ももの引き締め/リフレッシュ

戦士のポーズ

<やり方>
①前方のつま先を正面、後方のつま先は斜め45度内側に向かせた状態になります。このときカカトは床にしっかり付けます。
②前方のカカトと後方の土踏まずが一直線上になるようにします。
③後方の太ももを内側に回し、骨盤を正面に向けます。
④前方の足を90度曲げます。このときカカトより膝を前に出さないように注意します。
⑤両手を頭の上に高く伸ばします。
⑥骨盤の上で背中を伸ばし、静止します。
⑦反対側の足も同様のやり方で行います。

<アンチエイジング効果>
全身の強化/集中力UP/肩、背中、首のコリの改善/ヒップアップ

スフィンクスのポーズ

<やり方>
①お腹を下に向けてうつ伏せの状態になります。
②足を腰幅に開き、腕を曲げて肘は肩の下にくるようにします。このとき腕は平行になるようにします。
③息を吸って胴体上部を持ち上げます。このとき肘は90度以上になるようにします。
④顎を引き、目線は正面を向くようにします。
⑤この姿勢のまま、呼吸を3回繰り返します。

<アンチエイジング効果>
背骨の強化/背中、お尻の引き締め/腹部組織の活性化/ストレス改善/疲労回復

サギのポーズ

<やり方>
①両足を前に伸ばした状態で座ります。このとき左右の坐骨に均等に体重が乗るように調整します。
②左膝を曲げ、足の甲は床に付け、つま先は後ろに向くようにします。
③背筋を伸ばし、両手で右足を抱え、軽く持ち上げます。息を吸いながらカカトを上に押し上げるようにして膝を伸ばします。
④息を吐きながら両手を使って右足を胸の方へ引き寄せます。このとき膝が曲がらないように注意しましょう。
⑤肘を左右に開いて、前傾になります。目線は右膝へ向けます。
⑥この姿勢のまま呼吸を3回繰り返します。
⑦対側も同様のやり方で行います。

<アンチエイジング効果>
内臓の活性化/足のむくみ改善/足の筋力UP

三日月のポーズ

<やり方>
①足の裏全体に体重をかけるようにして直立します。
②背筋を伸ばし、両手を腰に添えます。
③左足を大きく一歩後ろへ開きます。
④右膝を曲げ、右足を囲むようにして両手を床につけます。
⑤息を吸いながら上体を起こし、両手を腰に添えて息を吐きます。
⑥息を吸いながら両手を天井に上げます。胸を前に押す出し、重心を前に移動させます。
⑦左右の太ももが一直線上になるように大きく開きます。
⑧反対側も同様のやり方で行います。

<アンチエイジング効果>
体幹の強化/肩コリ改善/背中、二の腕の引き締め

半分の弓引きのポーズ

<やり方>
①合わせた両腕におでこを乗せ、うつ伏せになります。
②足を肩幅に開き、足の甲を床に付けます。
③左膝を曲げ、左手で足首を掴みます。
④息を吸いながら足の甲で後ろの壁を蹴るイメージで後ろへ引っ張ります。
⑤左肩を後ろに引き、胸を開きます。このとき目線は正面に向けます。
⑥この姿勢のまま呼吸を3回繰り返します。
⑦反対側も同様のやり方で行います。

<アンチエイジング効果>
お尻の引き締め/姿勢の改善/不眠の改善/リフレッシュ

木のポーズ

<やり方>
①足の指を開き、床を押すようにして直立します。
②背中を伸ばして深呼吸します。
③両手を腰に添え、右のつま先を立てます。
④右膝を緩め、右足の付け根から90度外側に向けて股関節を開きます。このとき左右の腰が床と平行になるように意識します。
⑤右の足裏を左の太ももの内側に付けます。
⑥息を吸いながら両手を天井に上げます。
⑦この姿勢のまま呼吸を3回繰り返します。
⑧反対側も同様のやり方で行います。

<アンチエイジング効果>
骨盤補正/足の筋力UP/バランス感覚UP/集中力UP

こちらで紹介したやり方はほんの一部です。ヨガは他にも色々なやり方があります。やり方を覚えるまでには少し時間がかかるかもしれませんが、毎日ちょっとずつ続ける事で体が自然と覚え、いつの間にか習慣化されてしまいます。そして正しいやり方でヨガを続けられるようになると、アンチエイジング効果で体も心もどんどん若返ります。まずはやり方を見ながら実践し、若返りパワーを手に入れましょう。

ヨガでより良いアンチエイジング効果を発揮するやり方

ヨガのやり方によってはアンチエイジング効果が半減する場合がありますが、逆に正しいやり方を守った上でヨガのポイントを取り入れるとアンチエイジング効果は増大します。ここでアンチエイジング効果をよりアップさせるヨガのやり方やコツをご紹介します。

・少しずつでもいいので毎日行う
ヨガは長時間やればいいというものではありません。短時間でも良いので毎日継続して行う事がアンチエイジング効果を発揮するカギとなります。気持ちよくできる範囲内で毎日ヨガをしましょう。ただし先ほども述べたように、体調のすぐれない日は中止すべきです。

・最低でも2週間はヨガを続ける
効果を実感しないからといってすぐにヨガは効果がないものだと判断する事はNGです。体質改善には時間がかかるので、最低でも2週間は続ける必要があります。継続して続けると代謝がUPしたりなどのアンチエイジング効果を感じられるようになります。ヨガは続けらば続ける程効果が上がるので、まずは2週間継続してみましょう。

・ヨガを行う前に筋トレをする
筋トレとヨガを組み合わせる事によってアンチエイジング効果がよりUPします。ヨガの前には軽い腹筋などを取り入れてみましょう。

・呼吸をしっかりと意識する
ヨガは酸素を取り入れる事によって脂肪を燃焼させる運動なので、アンチエイジング効果を発揮させる為にはゆったり深い呼吸が重要になります。ヨガの呼吸法の基本は腹式呼吸です。まずはしっかりと腹式呼吸のやり方を研究し、身に付けましょう。

最後に

ヨガは内面に働きかけ、心や体に若々さを与えてくれます。老化による変化は自然な現象であり、避けて通れるものではありませんが、ヨガのアンチエイジング効果によってスピードを遅らせる事は可能です。アンチエイジング効果によって得た美しさと健康は、生活の質の向上にも繋がり、日常を豊かなものにしてくれます。毎日のちょっとした時間にヨガをプラスし、数年後の自分に差をつけましょう。

(enJOY Complex編集部)

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