老けた体は疲れ目から。適切なケアで目をいたわろう! 

「最近、首や肩のコリがとれない」「頭痛がひどい」「集中力が落ちている」そんな症状を、「年のせい」で片付けていませんか?
もしかしたらその症状は、年のせいではなく「疲れ目」からきているのかもしれません。

 

画像出典:Dreamstime.com

「目が良い」は、実は「目に悪い」?

近視の人はメガネで矯正するのは、遠くのものをよく見えるようにするためですね。
ほとんどの人が、この「遠くのものがよく見える状態」を「良い状態」だと思っています。

しかし、これは目にとっては、必ずしも「良い状態」とは言えないのです。遠くにピントを合わせている目で、近くのものを見ようとすると、目の中の筋肉は、ピントの位置を自分の体の近くに引き寄せようと動きます。

この時、筋肉は縮む動きをします。遠くがよく見える目で、長時間近くのものを見ていると、この筋肉が縮んだまま緊張状態で固まってしまうのです。これが疲れ目の原因になります。

正視の人、遠視の人でも同じことが起こります。遠くにピントが合っている目で、近くにピントを合わせ続けるのは、それだけ目に負担をかけているということなのです。

「仕事用メガネ」の作り方

「新しいメガネを作って、かけてみたら頭がクラクラした」。そんな経験はありませんか?
遠くを見ることを優先し、強めに矯正した結果、目に急激な負担がかかってしまったのです。

オフィスワーク、特にパソコンを長時間見つめるような仕事をしている人の場合、弱めに矯正した仕事用メガネを作ると、目の疲れを軽減することができます。
両目で見て1.2程度の視力になる度数が目安です。正視の人、遠視の人も同様に、仕事用に視力を落とすメガネを作ると、目を楽にすることができます。

また、新しいメガネを作る時には、目が疲れきっている時間帯は避けましょう。仕事帰りの夕方はNGです。

普段から目をいたわる生活を

一日中頑張った目は、きちんとその日のうちにケアし、疲れをとるようにしましょう。

充血した目は炎症が起こっている状態です。冷たいタオルでまぶたを覆うようにパックしましょう。
充血がクセになっている人は、朝、出勤時に濡らして絞ったタオルを冷蔵庫に入れておき、帰宅してから使うようにするとよいでしょう。

目が重い、しょぼしょぼするなどの場合には、目に血行不良が起こっています。
濡らしたタオルを20秒ほど電子レンジで温め、蒸しタオルにしてパックすると、血行が良くなります。市販の蒸気アイマスクを使用するのも手軽です。

パソコン作業などで、一日中近くのものを見ている人は、意識的に遠くのものを見る時間を作りましょう。
2〜3メートル程度先のものでも十分です。手元のものを10秒〜20秒ほど見つめた後、遠くのものを5分ほどぼんやり眺める、という運動を繰り返してみてください。

仕事中、30分ごとに5分休憩を入れて、遠くのものを眺める時間を作るのが理想的です。定期的な間隔で、パソコンを見つめる以外の作業を入れるように仕事のスケジュールを組むと良いでしょう。

それでも肩コリや頭痛がひどく、目の疲労感がおさまらない場合には、重い眼精疲労になっている可能性があります。
眼精疲労は単なる疲れ目が原因ではなく、目の病気が関わっていることもあります。「おかしいな」と感じたら、すぐに眼科で診療を受けるようにしましょう。

(enJOY Complex編集部)

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