その毛穴ケアほんとうに大丈夫? 毛穴を広げてしまうNG行為とは?
小鼻や頬にブツブツとできる黒い毛穴は、鏡を見るたびにウンザリするもの。
きちんとメイクオフしていても、しっかりと保湿していても、なぜかどんどん増えてしまう!
そう感じているは、毛穴のケア方法がまちがっている可能性があります。
よかれと信じて行ってきた毛穴ケアの方法、もう一度見直してみませんか。
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毛穴の役割を正しく理解しよう
多くの女性が「見たくもない」と思う毛穴ですが、顔のうえに20万個もあるのには理由があります。
毛穴の役目は3つ。
1つ目は皮脂を分泌して潤いを保ち、外気から皮膚を保護すること。
2つ目は老廃物の排出。
3つ目は皮脂のバランスを保ち、雑菌を防ぐこと。
このように、毛穴の役割は美肌にとってどれも欠かせないものばかりです。
正しく機能していれば、毛穴が開き過ぎることはありません。
老化以外の原因の多くは、必要以上に皮脂が分泌されていることや、汚れが詰まっているため。
洗顔のしすぎは毛穴が開く原因に?
洗顔で毛穴の汚れをしっかり落とすのは毛穴ケアの基本です。
特に夜は、メイクや空気中のホコリなどがついていますから、クレンジング剤を使って、汚れをしっかりと洗い落としてください。
注意したいのは朝の洗顔。
夜にきちんと洗顔したあとなので、朝の顔はキレイな状態。
そんな状態で洗顔すると潤いが失われ、皮脂が過剰に分泌されて毛穴が開いてしまいます。
朝の洗顔は思いきって中止するのが正解です。
ベタツキが気になる人もいるかもしれませんが、適度な皮脂があるからこそ肌の潤いがキープされ、毛穴も正常に活動できます。
毛穴パックはトラブルの元?
毛穴パックは、詰まってしまった毛穴の汚れをカンタンに取りのぞける便利なアイテム。
シートをはがすタイプと洗い流すタイプの2種類がありますが、気をつけたいのはシートタイプ。
パックを水にぬらして気になる箇所にはり、乾いたらはがすという毛穴パックは、肌にぴったりと密着するので、確かに毛穴に詰まった汚れや角栓を取り除いてくれます。
しかし、実は肌表面の油分や角質まで奪ってしまうため、潤いを補おうと毛穴による皮脂分泌が活発になってしまうのです。
その結果、毛穴がさらに詰まってしまう状態に。
皮脂によるバリア機能が強制的に奪われることで、ニキビの原因であるアクネ菌の増殖や、紫外線によるシミ増加などの皮膚トラブルにもつながります。
洗い流すタイプは刺激が少ないですが、毛穴にパック成分が残らないように、しっかり洗い流してください。
なんといっても保湿が肝心!
できてしまった毛穴には、蒸しタオルを使ったクレンジングがおすすめです。
顔の皮膚を温めると、毛穴が開いて老廃物が出るだけではなく、血行がよくなり肌の代謝も高まるので、肌にはいいことだらけ。
まず、クレンジング剤を顔に広げたあと、顔全体に蒸しタオルをのせます。
蒸しタオルは、水にひたしたタオルをレンジに1分ほどかければ作れます。熱すぎず、自分で心地いいと感じる温度がベスト。
3分ほど待ってから、タオルでクレンジング剤を優しくふきとり、その後、ぬるま湯で洗い、保湿します。
どんなケアのあとにも、保湿することを忘れないでください。
保湿の際に冷蔵庫で冷やした化粧水や乳液を使えば、毛穴ケア後のひきしめ効果も期待できるので、ぜひ試してみてくださいね。
(enJOY Complex編集部)